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松山 恭子 さん

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名前 松山 恭子 さん
ジャンル 家庭料理 イタリアン・イタリア料理 パン お菓子 チーズ ワイン・お酒 
活動拠点 東京都 武蔵野市吉祥寺南町
自己紹介文 イタリアの郷土料理にハマって約10年。各州それぞれ異なる素材を活かした伝統料理をイタリアに足を運び続けて、研究しております。料理講座では各州ごとの食材(DOP)などを紹介し、郷土料理を一緒に作ります。イタリアのスローフードを基に、日本のご家庭でもできるレシピで行います。オリーブオイルの使い方やワインとのお食事の合わせ方も重要なポイントです。毎回のレッスンで少しづつ知識と楽しみが広がるようプランしております。

kyokoのイタリア郷土料理レシピブック
Vol. 1 パスタいろいろ
Vol.2 メイン料理いろいろ
Vol.3 サルデーニャ伝統料理
★ 書籍『料理教室へ行こう 2』 で紹介
★ UCC 珈琲マシーンとのコラボ
2017.04.25

Bartolo Mascarello 伝統派バローロ造り手 バルトロ マスカレッロ 

バローロ伝統主義を守りつつ、常に自由を忘れないMaria Teresa 

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Cantinaの歴史は曾祖父Bartolomeo Mascarelloに始まる。当時バローロ組合で働いていたが、1900年初め頃戦争などの理由で閉鎖となり、祖父Giulio氏に知識ノウハウを引き継いだ。

1917年祖父はカンティーナを開き醸造を始める事となる。父Bartolo Mascarelloは7~8歳の頃から畑の仕事を見て育った為祖父Giulioから無理なくこの世界に入っていった。Bartoloはこの価値ある土地に生まれたことに誇りを持ち、時代背景もあってGiulioとは異なるリズムでBarolo造りを継承した。

『土壌(畑)がすべての根源である。』

基本的に器具は祖父の時代から受け継いだものを使用しているが、改善のために、昨年秋ソフト圧搾機を導入したり、地球温暖化によってこのカンティーナの温度も発酵時期に上昇気味の昨今、発酵温度調整する器具(scambiatore di calore a fascio tubiero)を使用する。父親の頃はカンティーナは冷え過ぎて暖房をつけていた事もあったそうである。

それから、ボトリング、ラベル貼り機は機械化したが後は昔のまま。ボトリング、ラベル貼り機は実際近くの親戚のカンティーナと兼用しているという。確かに1年の内数日しか使用しないものである。

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セメントタンクは表面を磨いたそうで真っ白。後は内側に樹脂を塗れば準備が整う。

Baroloの醸造においては発酵が終わった後、ブドウの状態によって30日~50日間マセラシオンする。若いブドウであれば短い期間、健康で良く熟したブドウであれば長い期間といった具合に。

『毎年 ATTENTO! 注意』

  熟成:フレイザ、ドルチェット:9か月

     ランゲネッビオロ、バルベラ:2年

     バローロ 3年  +1年 瓶熟成

     7月終わり頃ボトリング、1年後の9月に晴れて出荷となる。

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イタリアの伝統を継承し、4つの畑から収穫されたブドウを一緒に醸造を行う。つまり一種類のBaroloが出来上がる。

ブルゴーニュでは、Cru'、単一畑のブドウをで造る為、畑毎のワインが出来上がる。

しかし昨今フランスの伝統であるCru'は人気があり、値段もより高くなる。

『マーケティングは勉強していない(私の仕事ではない)』

例えば、カンヌビの畑は南向きで砂質(sabbioso)であり、余り暑い年は苦手である。4つの畑があると、バランスよくその年のバローロが出来る利点もある。

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Menzione Geografiche Aggiuntiva 

2010年にバローロのラベル表示の規定が変わったことで、彼女のワインはランクが一番下になったという。つまり、トップはCru'単一畑を記載しているBarolo, Cru'を記載するためには必ずその畑が位置するComuneを記載する必要がある。

よって、Bartolo Mascarelloの場合、4つの畑のうち3つはComune di Barolo,

1つはComune di La Morra。2つのComuneがある為、記載不可となり、単にBaroloという記載になる。

2009年迄は、伝統的に4つの畑をラベルに記載していたが、規則によって変更を強いられることは悲しい。

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『バリックは単なる Moda del mondo 流行。』

1980年代 Barolo boysの革新によってバリック使用が始まる。消費者に大変好評を得て、多くの生産者が続いてバリックを使用するようになる。

今2017年 伝統主義に回帰する傾向がある。

『私は元からずっと伝統主義。伝統とは文化の歴史と人生経験。』

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このカンティーナの奥に年代毎に保管されている。1955年というおそらく一番古いヴィンテ―ジがあった。

もうひとつ興味深いのが Bartolo Mascarello自作のラベルである。

彼は65歳の時、醸造の仕事が身体的に難しくなり、ある時遊び半分でデザインを描き始めた。ところが、これが人気を呼び、コレクターも現れる程である。

オリジナルのラベルはカンティーナに保管され、販売用はコピーとなるが、とにかく限定数である。実は彼はとても冗談が好きで、皮肉を込めた風刺が得意であった。

これは家族全員がそうだったようで、Maria Teresaもその血を受け継いでいる。よって、文中の『』の言葉は彼女の直球な発言から選んで挙げてみた。

『小さい生産者だからこそ言動の自由がある。大きな生産者であれば、売上に響く為、お客様に同情しないといけないでしょう、でも小さければ私達を好きなお客様が居れば十分なのよ。政治的な事であっても明言できる。』 

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有名なラベル(Etichetta)のひとつに,[NO BARRIQUE NO BERLUSCONI]がある。

『ベルコーニの友達や支持者は絶対買いに来ないわね。』

実はインタビューの間に、突然ある紳士が尋ねてきて、2年前に買いに来たのだが、また少し入手したいという。Teresaは見覚えのある顔だといって、思い出そうと台帳を見るが見当たらない。話を辿っていくと、どうやら数人のグループでバローロに関する仕事(趣味?)をしている。今では少し離れて暮らすが子供の頃は近くに住んでいて、この土地の変わり様を語り始めた。沢山の木々、自然があって家族がいくつか集まって外で食事をよくしたそうだ。また、Bartoloのワインのファンであり2010,2011年のEspressoで批評された時があったが、その後プレミオ受賞してから一機に見直された話までしていた。そんな会話が進むと、Teresaは初めは全て予約で完売だと言っていたのだが、4本ならといって用意し始めた。彼はとても紳士であった。

と正に彼女の’’Bartolo Mascarelloのお客様’’に遭遇する機会に恵まれた。

『お客様にも Storico 歴史がある』

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さて、ラベルの話に戻すと、もうひとつ素敵なのは女性に例えて描いたもの。

左のラベルはTRADIZIONALI 伝統的なクラシックな装いの女(修正を加えていない)、右のラベルはBARRICATE 化粧や装いがモダンな女(バリックやMacchia(化粧⇒修正した)の言葉遊びが面白い)

試飲させて頂いたのはLanghe Nebbiolo 2014 

2014年は夏に雨が多く、病気 菌 雹も2回

結局選ばれたブドウは通常の30%~50%減だった為、ワインの生産量も少ない。

ところが苦労して造った反面、 Fruttato,Giovane, Acidita’ Fresco , meno alcolico Bevilita'大切に。

Barolo2012 Regolare Clima delicati tannini fine piu fine eleganza

畑のサイクル 今年Piantare 70年  2年riposo   休みの間bussia の2015年~2年間はbussia のブドウを代わりに使用している。

Sanlorenzo 3分の1ヘクタール バルベラ  Rue' 

2分の1へクタールを

ドルチェット

2012frutato viola prugna, sotto bosco speziato, liguria cacao 

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Bartolo 氏は2005年に他界している。そこから彼女は1人の寂しさを時に感じるという。

問題は常にある。 

2002年 Grandine Natura

2016年 Grandine

2014Cattiva madre

mi manca Padre 問題があれば必ず、亡き父と心で話している。


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畑は合計約5ヘクタール。Comune di BaroloのCru': Cannubi, San Lorenzo,RuéとComun

 di 

La MorraのCru: Rocche di Annuziataに所有する。

La Morra (Annunziata)には生家があり、今従妹がやはりワインを造っている。

バローロは15~20,000本、ランゲネッビオーロは2~3000本、その他生産しており、品種はネッビオロの他ドルチェット、フレイザ、バルベーラ。

収穫はSorpresa!(驚き) 

通常は9月中旬にドルチェット、それからフレイザ、バルベーラ、一番最後にネビオロ。

ここ15年の気候の変化に毎年決まった時期とは言えなくなっている。

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カンヌビの畑は南向きで砂質(sabbioso)であり、余り暑いと苦しむ。
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彼女は小柄で華奢だがピョンピョン跳ねるように

畑を上っていく。遠くから見ると緩やかな丘であるが、いざ中に入ると結構な傾斜である。

ここで 直ぐ側にあるカンティーナ Marchesiが過去にCru'の名声を手に入れる為の余り美しくない画策があったという。

この写真はちょうどカンヌビであるが、ちょうどそれを取り巻くようにMachesiの畑がある。それらの広い畑もカンヌビと呼ぶ許可を申請したのだ。裁判で初めはカンヌビの生産者達の控訴で、却下されたのだが、2度目には自身の畑の名前にカンヌビと付けられる事が認められ、その後、カンヌビと記載が認められた。『名声の為にそこまでするとは恥ずかしい事だ。』

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ブドウの木を結ぶのは柳を使って自然を意識している。

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畑はAnfiteatro 半円形の劇場型に南向きに拡がっている。

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黄色いミモザが色鮮やかに咲いていた。やはり女性Teresaさんを垣間見る。

 Kyoko Matsuyama

  31/Marzo/2017

 

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